基礎代謝炭水化物抜きダイエットに成功した人も、途中で挫折した人も、ダイエットが終わった途端、激しくリバウンドしてしまったという声をよく耳にします。

なぜ炭水化物抜きダイエットはリバウンドしやすいといわれるのでしょうか。

筋肉量が減少する

体内のブドウ糖が減少してくると、ブドウ糖を作り出すために脂質やタンパク質が消費されます。筋肉の材料である「タンパク質」がブドウ糖を作り出すことに消費されてしまうのです。

そのため、炭水化物抜きダイエットを続けると筋肉量が減少します。

筋肉量が減少することで、少ないエネルギーでも生命を維持できる体に変化します。言い換えると「脂肪が燃焼されにくい体」、「脂肪を溜め込みやすい体」になってしまいます。

この状態で炭水化物抜きダイエットをやめると…食事から摂取したエネルギーは消費が追いつかず、どんどん脂肪として溜め込まれていきます。

「ダイエット前の体重」よりも増えてしまうことも、珍しくありません。

ホメオスタシス(生体恒常性)

人の体は本当によくできていて、体に急激な変化が起こったときはそれを「危険」と察知し、元に戻そうとする働きがあります。これをホメオスタシス(生体恒常性)といいます。

例えば、外気が冷たくて体温が下がったなら→体温を上げようとする。血糖値が上昇したなら→血糖値を下げようとする。皮膚に傷ができたら→治癒しようとする。このような働きで生命を守り、起こった体の変化が急激であるほど大きく働きます。

このホメオスタシスは、「体脂肪の減少」においても働きます。特に炭水化物抜きダイエットのような急激な脂肪の減少に対しては、強く働きます。

まず、急激に脂肪が減ったので、体に脂肪を溜め込もうとします…が、これはかないません。なぜなら中性脂肪の材料ともなる糖質が不足しているのですから、脂肪を作りたくても作れないのです。でももしここで炭水化物抜きダイエットをやめたら…どうなるかはご想像の通りです。

そして、エネルギーを消費しないよう、体に働きかけます。上で説明した「筋肉量を減らす」のもその一つだといえるでしょう。脳で消費されるエネルギーも節約するから頭がボーッとして働かない、体を動かすとエネルギー消費が激しいから、「体がだるい…動きたくない」というヤル気のない気持ちにさせられたり、ありとあらゆる手で「エネルギー消費」は妨げられるわけです。

でももしココで、貴重な糖質(ブドウ糖)が入ってきたらどうでしょう?体はこれを「パーッ!」と使ってしまうでしょうか?いえいえ。せっかくの貴重なブドウ糖は、節約して大事に使われます。もし溜め込むことができるなら、精一杯脂肪として溜め込むことでしょう。


これが、炭水化物抜きダイエット後のリバウンドの正体です。

炭水化物が不足している状態では、太りやすい体に変化していってしまうのです。

そして体は炭水化物抜きダイエットによって、生命の危機である「長期間の飢餓状態」を経験しました。ブドウ糖の供給がストップし、溜め込んだ貯蓄(脂肪)がどんどん減っていく…。「またあの危機が来るかもしれないから、今度はもっとしっかりと(脂肪を)溜めておこう!」とするのは、当然ですよね。


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